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日産 フェアレディZ432

初代フェアレディZは’69年に発売された。ボディ剛性の確保と軽量化、快適性向上のため、モノコック構造とクローズドボディを採用。ロングノーズ&ショートデッキ、ファーストバックの先進的フォルムは、世界のスポーツカーファンを魅了するとともに、後に続くZのスタイルを確立した。この初代フェアレディZには3つのグレードが用意されたのだが、ハイパフォーマンスモデルがZ432である。これは「ハコスカGT-R」に搭載され日本のサーキットを席巻したS20型DOHC24バルブエンジンを移植したモデルであった。。432という車名も、このエンジンに由来している。DOHC4バルブ/3連キャブレター/2カムシャフトで「432」。GT-Rと同じく160ps/18.0kgmを絞り出し、最高速はトヨタ2000GTに迫る210km/hに達した。当時の自然吸気の2リッターモデルとしては世界トップレベルの実力といえるだろう。

 

 

日産 スカイライン2000GT-R(KPGC110)

’72年にフルモデルチェンジされて4代目スカイラインが誕生すると、一時的にGT-Rの名前はカタログから消えてしまう。しかしマニアの熱い要望に応えるかのように’73年1月、新しいボディの2代目GT-Rがデビューする。この形式名称KPGC110型は車体もひと回り大型化しており、安全性が叫ばれた当時のムードを反映していた。車両重量も45kgほど重くなっており、レースの常勝マシンのイメージからは若干遠ざかる。ケンメリの俗称で呼ばれるこのボディに載せられたエンジンは、KPGC10型と全く同じS20型DOHCユニット。GT-Rは復活したが、発売期間はわずか4ヵ月あまりと非常に短命に終わっている。その理由には、当時深刻な社会問題に発展していた公害への配慮がある。素性がレーシングエンジンであるS20型にとって、排出ガス規制の波を乗り切るだけの対策処置は施すことが不可能で、他のスポーティーモデルたちが魅力を失いつつあるのと同様、GT-Rの存在も許されざるものとなっていく。